大英帝国衰亡史/2/

「世界大国というのは、船にたとえれば、
 巨大な惰力を伴って洋上を進んでいるようなものだから、
 仮にはっきりとした変調、つまり衰退の流れが始まっていても、
 とりあえずは目前にある、その見かけの大きさに目が行ってしまう。
 あるいは根本的な変調をきたした場合でも、そうした大国はいっとき、
 以前の状態に戻るかのような一時的回復の動きを見せることが多い。
 ときには逆に、外見上、
 力を増したかのように見える動きをすることもある。
 それゆえ、しばしば人はその生命力を読み間違うことになる。
 第一次大戦後のイギリスの場合がそうであった」

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