「ハニートラップの要諦は、ほんものの恋愛に介入し、
恩を売り、工作対象者が自らが所属する組織の
誰にも相談できないような状況を作り出すことだ。
逆に言えば、工作対象者が、不利益を覚悟してでも、
自分が所属する大使館、会社などに相談すれば、
工作は終わりになる」
「民主主義下においては、
ウォータゲイト事件などその恰好の一例だが、
人々は悪の摘発に熱中するが、
善の推進にはそれほどの情熱を持たない。
また『弱者』や『無能者』の救済には力を入れるが、
『強者』や『有能者』に対しては、
その瑕瑾すら許さうとせず、彼等の手脚を縛つて、
専ら引きずり降し策に腐心する」
「複数の政党が政権を獲得すべく、
自由に競争している民主主義国において、
実は多くの国々は連合政権の下にある。
日本のように一つの政党が圧倒的に強く、
長期にわたって政権を維持するといった国は例外中の例外であり、
またわれわれは英米の例に従い、
二大政党制が民主主義にとって
ふさわしい形態と教えられてきたが、
現実には二大政党制はこれまた例外的である」
「元来国民的目標というものは、
その国民のおかれた国際政治的位置の意味づけなのだ。
たとえば、フランスはヨーロッパの政治的・文化的中心として
自己を位置づけようとした。
イギリスは七つの海の支配者たろうとした。
それらはそれぞれの国の国際政治的位置に
普遍的な意味を与えるものであった」
「民主主義という原理は、
それ自身きわめて国内的な原理である。
それは国内を発展させ、
その社会体制を公正なものたらしめるところに、
政治の目標を見出そうとするものであり、
対外関係はその理論体系の中核に組み入れられていない。
それは力としての国家の間の関係である国際関係を、
非合理的として否定する思想と、
なんらかの意味でつながっているのだ。
その結果、民主主義はそれまで海外への進出という
夢に駆られつづけてきた日本人の注意を、
一転して内に向ける役割を果すことになった」
「イスラムに民主主義が根付かない、
などということもありません。
それではインドネシアやマレーシアはどうでしょう。
イスラム教と民主主義が相反するというのは、彼らへの侮辱です」
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イスラム
「国家はあらゆる立派な職業から弾き出された
屑によって統治されている」
「韓国のナショナリズムは近年、全方位だ。
南(日本)に向かっては竹島・独島問題で日本非難に忙しく、
北(中国)に向かっては古代・高句麗の地をよこせといわんばかりに、
領土意欲をむき出しにしている。
政府の全面的なバックアップで「東アジア歴史財団」なるものも
昨年、発足しているが、
これは日本と中国を相手に二正面作戦の“歴史戦争”を想定したものだ。
韓国にとっては自分たちと異なる歴史観、
歴史認識はみんな“歴史歪曲(わいきょく)”であり“妄言”という」
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http://www.sankei.co.jp/kokusai/world/070103/wld070103006.htm
「われわれはできるだけグローバルな視点に立ち、
できるだけ国際機構を利用し、
そのなかで外交を進めなくてはならない。
国際機構には限界もあるし、欠点もある。
しかし、いくつかの利点もある。
そのうち重要なひとつは問題を国際化し、
過去においては辺境地域とも言うべき―――十九世紀の極東は
そうだった―――地域において関係者が絞られ、
対立が明白になり、したがって妥協的解決が困難になって
軍事力が使われるという危険を小さくすることである」
「哲学や利害が対立するような戦いにおいては、
当事者たちは第三者が見るほど合理的に判断はせず、
闘争の無用な継続によって、
国力を疲弊する傾向が存在する」
「インテリジェンス(情報)の世界で
お人好しは生き残っていくことができないので、
職業的に陰険さが身に付くのであるが、
プーチン氏のように陰険さが後光を発している例は珍しい」
「イギリス人民は自由だと自ら考えているが、それは大間違いである。
イギリスの人民は議会の構成員を選挙する間だけ自由であるにすぎず、
選挙が終われば奴隷になりさがり、何者でもなくなるのだ」
「いったいどういう人たちですか、この世で多数を占めているのは?
賢明な連中ですか、それともばか者どもですか?
ばか者どもだ、世界中どこへ行っても、
圧倒的な多数を占めているのはばか者どもだ」
「世界大国というのは、船にたとえれば、
巨大な惰力を伴って洋上を進んでいるようなものだから、
仮にはっきりとした変調、つまり衰退の流れが始まっていても、
とりあえずは目前にある、その見かけの大きさに目が行ってしまう。
あるいは根本的な変調をきたした場合でも、そうした大国はいっとき、
以前の状態に戻るかのような一時的回復の動きを見せることが多い。
ときには逆に、外見上、
力を増したかのように見える動きをすることもある。
それゆえ、しばしば人はその生命力を読み間違うことになる。
第一次大戦後のイギリスの場合がそうであった」
「歴史上、多くの大国が衰退していったが、
どの大国も、自らの衰退について気づかないまま、
没落の日を迎えたものはなかった。
それどころか、ほとんどの場合、
迫り来る衰退の兆しに数々の『改革』策が繰り返し唱えられ、
しばしば喧々囂々の大論争が行われ、
しかもその果てに、結局は没落してゆくのであった」
「ユダヤ人は知的に極めて優秀であり、
アングロ・サクソン等に比べると家族を大切にし、
ユダヤ人社会でのつながりを尊重する傾向が強い。
それはちょうど、華僑達が大家族と
仲間内の関係を大切にするのと似ているが、
これは故郷に帰れず外国で活躍せざるをえない人々の
共通の特色なのであり、決してユダヤ人特有のものではない」
「フランスが『外交大国』と呼ばれるのは、
たんに国家外交に熱心なだけではない。
国家と市民が外交を通じて結びついているからなのだ」
「ナチスのヒトラーも1930年代に文字改革をして
ヒゲ文字のドイツ語をやめてしまった。
これは19世紀と20世紀のドイツの高度な哲学的、
思想的な遺産を労働者から切り離してしまうのが目的でした。
同じように、ボルシェビキ以降のソ連・ロシアもやはり
文字改革をして帝政時代の文字を読めなくしてしまった。
新しい文字によって情報空間を隠蔽してしまうんですよ。
これに逆らった者はみんな強制収容所に送られました」
「グローバリズムは虚偽の意識体系である。
従って、それに反発するアンチ・グローバリズム運動も
深いところで現実に影響を与えることはできない」
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「二十世紀は『戦争と革命の世紀』であり、
しばしば『戦争は革命の産婆役』である」